Reincarnation Monarch

1793 Chapter one thousand seven hundred and ninety, personnel.



1793 Chapter one thousand seven hundred and ninety, personnel.

「……何で俺も行かなきゃならないんだよ?……」

呆れ顔の案内係の男に、ガイウスがさも当然とばかりに言った。

「だって一人じゃ寂しいじゃないかよ」

案内係はさらに呆れた。

「そんなこと俺が知るかよ……一人で行けよ」

「いいじゃないか。付き合えよ」

「あのなあ……俺は今仕事中なんだよ」

「仕事?ここでただ座っているだけなのにか?」

「そうだよ。遺族が来れば遺体に案内したりするしな」

「ずいぶんと楽な仕事だな?」

「何とでも言え。とにかく俺はここから動けない。自分自身の死の真相が知りたければ、一人で探しに行けよ」

案内係の男に突き放されたガイウスは、腕を組んで考え込んだ。

「う~ん……ただなあ、ここが何処だかもわからないしなあ……」

「だからここは警察署だって言ったろ?」

「それはさっき聞いた。ただ、何処の警察署かわからないし」

「そんなの上に行って聞いてみろよ。地図くらい見せてくれるだろ」

すると再びガイウスが腕組みをした。

「でもさあ、突然死んだはずの俺が現れたら、みんな驚くんじゃないか?」

「……それはまあ、驚くだろうな」

「だろ?だからさ、お前も一緒に来てくれよ。んで、お前が説明してくれよ」

「俺が?……説明って言われてもな……」

「いいだろう?そのくらい」

「いや、しかし……ここを離れるわけには……」

「ちょっとくらいいいだろう?ちょっと上に一緒に行って、誰か詳しい奴を紹介してくれるだけでいいからさ」

「詳しい奴って、何に対してだよ……」

ガイウスは右手で顎をさすりながら言った。

「ん~、俺の死の真相について詳しそうな奴かな?」

「いやだから、それはわかっていないってさっき言ったろ?」

「だとしてもさ、もっと詳しく知っている奴がいるかもしれないだろ?」

今度は案内係の男が腕を組んで考え込んだ。

「……まあ、担当した奴はいるかな?……」

「だろ?そいつに案内してくれよ。お前、案内係だろ?」

「いや、そういう案内はしてないって」

ガイウスは肩をすぼめた。

「まあいいじゃないか。俺の事件の担当者を探してくれよ。で、そいつに紹介してくれりゃいいからさ」

案内係の男は大きなため息を一つ吐いた。

「……わかったよ。じゃあ上に行くか……」

するとガイウスが、右手を挙げて男を制した。

「ちょっと待った」

「何だよ?」

するとガイウスがにやりと微笑んだ。

「なあに、まだお前の名前を聞いてなかったと思ってな?」


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